私たちは Mac のクリーニングに2年間取り組みました。この試行錯誤でいつしかそれが当たり前のことになってしまい、人に伝えるべき重要度の順序付けの感覚がすっかり鈍ってしまったことを反省しています。これから書くことは Mac のクリーニング 1 よりも先に説明すべきだった最重要事項です。


減らす度に必ず音が良くなるわけではない

Mac のクリーニングは、再生品質の向上を目的にして、再生に関わりがない設定や機能を OFF にし、ファイルを削除していく「減らす作業」です。

この作業を進めていくと、案に相違して「減らしていくその度に音が良くなるわけではない」という経験をします。始めは良くなっていったのに、さらに減らすと逆に音が悪くなってしまったように感じられる現象に直面します。そしてそこから我慢してさらに減らしていくと、再び音が良くなります。

クリーニングは、減らしていけば一直線に音質が向上するものではありません。私たちはこれを「クオリティは向上していくが、ある時点でバランスが崩れて音が悪くなったように感じ、さらに減らしていくとバランスが回復して音が良くなったように感じる」と考えています。一直線ではなく波状に上下しながら向上していく、そんなイメージです。

それならひたすらどんどん減らしていけばいいのか、というとそうではなく、これには限度があります。


調整困難な領域

先日、Muse Labs の係長さんがこういう経験をしました。係長さんは非常にコアなシステムファイルの削除を試みました。いくつかのファイルを削除して再起動してみると、スピーカーのユニットがバラバラに鳴っているような著しくバランスの悪い出音になってしまったそうです。

ここからさらにもっと減らせばバランスが回復するのかもしれませんが、係長さんは経験から、その回復までにかなりの苦労を強いられること、しかもオーディオ機器側の難しい調整も必要になることが予想でき、さらにそれがうまくいくかどうかも分からないことから、これ以上の調整は困難と判断し、バックアップしておいたもうひとつのシステムからファイルをコピーして元に戻したといいます。

このように、クリーニングには限度があります。それを超えたら「減らしたものを元に戻す」ことが非常に大事です。それがどの時点になるかは、環境や好みによって異なりますから、各自で判断するしかありません。


バックアップは必須

私たちはクリーニングを失敗しては繰り返しているので、少しは勘所が分かります。そんな私たちでも、元に戻せるように事前の「起動ディスクのバックアップ」は必須です。(バックアップしなかった時の苦労を身にしみているので、それなしでは怖くてできないのです)

バックアップには Carbon Copy Cloner を使っています。有名なソフトなので、使い方は検索すればすぐに見つかるでしょう。

CCC の注意点として、OS X 10.6 を複製してそこから起動すると、不具合が発生することがあります。これは Maintenance で治せるので、Mac のメンテナンス を参考にしてください。
 


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